KDDI、シャープ、コニカミノルタ、セコムの4社は2018年8月2日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が推進するプロジェクト「IoTを活用した新産業基盤整備事業/IoT技術を活用したライフデータの高度利用システムの開発」に参画すると発表した。
このプロジェクトは2つの事業で構成される。1つは、日常生活で利用する機器やサービスから得られる室温・血圧などのライフデータを、複数の機器メーカーおよびサービス事業者間で相互に活用するためのクラウド環境を整備する委託事業。もう1つは、クラウドに集約されたデータを活用し、超高齢社会に貢献するサービス創出を目指す助成事業だ。
KDDIはシャープとともに、クラウド環境を整備する委託事業に参画する。データの受け渡し手法や、セキュリティ・プライバシーの保護方法、事業化における契約手続きのルール化・整備などに取り組み、データプラットフォームの整備を目指す。
コニカミノルタ、シャープ、セコムが参画する助成事業は、委託事業で構築するデータプラットフォームをもとに、介護の効率化や負担軽減、高齢者の健康増進につながるサービスなどの創出に向けた実証、および効果の測定を行う。
実証期間は2018年9月上旬～2019年3月15日を予定している。
プロジェクトの概要図