JTOWERは2023年2月21日、自社建設の屋外タワーによる商用サービスを同月より開始したと発表した。第1弾として、沖縄県国頭郡に建設したタワーにて携帯キャリアへのサービス提供を開始している。
屋外タワーシェアリングとは、屋外での基地局設置用の鉄塔・コンクリート柱・ポール・アンテナなどをJTOWERが保有・運用し、携帯キャリアをはじめとする通信事業者等がそれらを活用するサービス。タワーシェアリングの活用により、通信事業者等の設備投資、運用保守にかかるコストを削減できるほか、工事回数が減ることによる環境負荷の低減、景観への配慮にもつながるという。
またJTOWERでは、自社にて建設する鉄塔のほか、通信事業者からの鉄塔の買取(カーブアウト)を積極的に進めることでシェアリングへの利用が可能な鉄塔を増やし、体制を強化している。NTTドコモ、NTT東日本、NTT西日本が保有する通信鉄塔、合計約6000本を譲り受ける契約を締結しており、シェアリングへの活用に向け準備を進めていところだという。