茨城の養鶏場がIoT導入、温度管理や防犯対策に活用

NTT東日本 茨城支店は2018年10月22日、中村養鶏場が同社のIoTソリューションを導入したと発表した。

中村養鶏場が導入したのは、圃場センシングソリューション「eセンシング For アグリ」とクラウドサービス「ギガらくWi-Fi IoTサポートオプション」。

3棟ある養鶏場に温度センサーとLPWA送信機を設置し、事務所のLPWA受信機を経由してクラウド上に温度データを収集。遠隔からの温度確認と、養鶏場内の温度が35℃以上になった場合のスマートフォンへのアラート送信を可能にした。

これにより、温度や空調機器に異常がないかの確認作業の人的負担を軽減。また従来は、一定温度以上になった場合にはサイレン音を鳴らしており、特に夜間は近隣住民への騒音となっていた課題も解消した。

さらに、中村養鶏場ではネットワークカメラを敷地出入口付近と養鶏場付近に設置。事務所からリアルタイムに監視できるようにすることで、防犯対策も強化している。

なお、茨城県の鶏卵生産量は全国1位。NTT東日本 茨城支店では、他の養鶏事業者への展開に取り組むほか、養豚などへの展開も検討するという。

導入イメージ
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