大阪府吹田市、NTT西日本、NTTフィールドテクノ、フジクラは2019年7月30日、児童・生徒の熱中症対策のトライアルを実施すると発表した。
IoT向け通信規格のLoRaWANで収集したデータに基づき、暑さ指数を可視化し、タイムリーな注意喚起につなげる。
ネットワーク・計測センサー等の構成イメージ
トライアルは、吹田市立南千里中学校で実施する。運動場と体育館の2カ所にセンサーを設置し、温度や湿度、輻射熱などを計測。センサーデータはLoRaWANを介してクラウド上に蓄積し、職員室内のPCやタブレットなどから暑さ指数等を確認可能にする。また、運動場や体育館に設置したパトランプやメールによって、タイムリーな注意喚起を行う。
トライアルの実施期間は7月30日～9月30日。トライアルで得た知見は、小中学校等の教育機関だけでなく、高齢者向けの熱中症対策にも活かしていくという。
データ収集～通知（警告）までのフロー