KDDIは2020年3月2日、IoTのグローバル展開を推進する企業に向け、データの収集から蓄積、見える化、活用までをワンストップで提供する「グローバルIoTパッケージ」の提供を開始した。
同サービスは2018年6月に発表した「IoT世界基盤」として初となるパッケージサービスで、クラウド・通信回線・通信デバイスをワンストップで提供する。
クラウドサービスには、東芝デジタルソリューションズの設備メーカー向けアセットIoTクラウドサービス「Meister RemoteX」のサービス構成を採用し、データの見える化やAPIを提供することによって、ユーザーの既存システムとの連携や、収集データを活用したサービス・システムの開発も可能だ。
通信回線にはソラコムのグローバルローミングSIMを提供する。電波関連法規認証取得済みの端末とセットで提供することで、対象国でのスムーズな利用開始をサポートするという。実証実験や少数の商用開始にも対応可能としている。
プランは、ユーザーのサービス・アプリとの接続を想定したデータの蓄積とAPI連携を提供する基本のプラン「データ蓄積・API連携プランT」と、データ蓄積・API提供・見える化画面の構築まで提供する「データ蓄積・見える化プランT」の2種類を用意している。
料金は「データ蓄積・API連携プランT」が1契約あたり月額27万8000円、「データ蓄積・見える化プランT」が31万8000円。いずれのプランもクラウドサービス導入料として、1契約あたり64万円がかかる。
エッジID利用料(グローバルローミングSIMの月間10MBまでのデータ通信量を含む。超過分のデータ通信量は別途発生)は、1つのエッジIDにつき月額2000円。別途バンドル事務手数料として1エッジIDあたり3000円が必要。