SB C&Sとobnizは2022年1月25日、店舗やオフィス、学校など、施設内のCO2や温湿度、PM2.5といった空気環境を高精度センサーにて自動で測定・記録し、可視化する「Sense Connect for 環境可視化」を提供開始したと発表した。

これは同社がIoT化を低価格で簡単に実現できることをコンセプトとしたIoTサービス「Sense Connect（センスコネクト）」の第2弾となる。料金は初期費用が最小構成で2万円台、多店舗展開する場合はサービス固定費が月額3万円、デバイス接続料が月額500円（1台あたり）になる。

料金プラン

新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症対策の一環としてCO2や温湿度の計測・可視化や、呼吸器系に影響を及ぼす可能性がある粒子状物質PM2.5やPM10の計測・可視化することで換気や空気の清浄化を促し、空気質の改善につなげることができるという。

Sense Connect for環境可視化 ダッシュボードのイメージ画面

離れた場所から、パソコンやスマートフォンで計測データをグラフや数値で確認可能で、異常値の場合は管理画面やメールでアラート通知を行う。また、時系列データの作成や拠点やセンサーの数に応じた一括管理にも対応する。

CO2センサーには、スイス・センシリオン社製のCO2センサー「SCD40」を搭載した、国内メーカーであるラトックシステム社の環境センサーを使用。環境センサーは英国のmCERTs認定を受けたセンシリオン社のPMセンサーも搭載。呼吸器系の影響を及ぼす可能性がある排気ガスや煙などの大気汚染物質のPM2.5を始め、ホコリ、粉じん、カビなどのPM10が計測する。