サン電子が、IoT向けルーターブランド「Rooster」の新モデル「Rooster SE220」を2023年6月30日に発売する。価格はオープンプライス。
SE220はデュアルSIM対応で、2つのSIMスロットに異なるキャリアのSIMを挿入することで通信冗長化が可能。障害発生時に主回線から副回線への自動切り替えを行う。NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIおよび各MVNO回線に対応している。
Roosterブランドの代表モデル「RX」を一回り小さくし、低データ量モデルの「AX」と同サイズの筐体としながら、基本性能を向上させた。さらに、アンテナの内蔵により、筐体本体に固定設置用のビス止め受け具を一体化。占有スペースを狭小化し、設置作業の簡略化を実現した。なお、内蔵アンテナで通信が困難な場合には、外部アンテナの接続も可能だ。
車載利用を想定した振動規格も満たしており、また、電波状態による通信エラー等を防ぐため、定時リセット設定や死活監視など自己復帰が可能な機能「ASC(Autonomous Stable Connection)」を搭載。無人環境下でも安定運用できる。
サン電子が提供するIoT/M2M遠隔管理サービス「SunDMS」も搭載。ファームウェアの更新やログ、温度電圧管理、死活監視などの遠隔集中管理機能を無償で提供する。