IoTプラットフォーム「BizStack」を提供するMODEは2023年10月24日、リアル空間の作業現場における状況変化や異変を生成AIがチャットで報告できる「BizStack Assistant」のベータ版を同年11月1日から提供開始すると発表した。
MODEは同年3月に、生成AIをIoTへ応用する機能開発を開始。6月にエンタープライズ向け対話型生成AI「BizStack AI」を追加すると発表していた(関連記事)。
BizStack Assistantは、6月に発表したプレビュー版からさらに機能を追加してサービス提供するもので、下記のような特徴を備える。
生成AIの持つ一般的な知識に加え、現場で計測されたリアルタイムの現場データを与えることで、現場の「いま」の状況や変化を、分かりやすい自然言語で報告。現場の状況について質問したり、問題報告を受けることが可能だ。
自然言語での報告だけでなく、リアルタイムデータの集計やグラフ等による可視化にも対応。スマートフォンの小さな画面の中で操作・設定する必要がなく、チャットツールを介した自然言語からの指示だけで、自動でデータ集計やグラフ作成を行って回答する。
また、ユーザーが日常利用しているSlackなどのチャットツールに対応しているため、新たなアプリを使いこなす必要がなく、導入と活用をスムーズに進めることができるという。