ミークと大阪ガスは2024年10月29日、大阪ガスが提供するIoTガス警報器「スマぴこ」と、「MEEQ SIM」をセットして提供する実証実験を行うことを発表した。
スマぴこは、2020年に発売されたインターネット接続機能を持つガス警報器。ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素の検知・警報に加え、日々の暮らしに役立つ情報や防災・防犯情報を音声やメールで通知する。
スマぴこの利用にはWi-Fi環境が必要であり、高齢者世帯等への普及に課題があった。そこで、ミークが提供するIoT SIMであるMEEQ SIMにより、LTE回線でスマぴこを接続する実証実験を開始する。
同実証実験では、日々のデータ通信量の計測や利用状況の可視化を行う。スマぴこは使い方によって通信量が異なるため、月ごとの上限通信量の見極めや家庭ごとのばらつき度合いなど、本実験結果を元に、より客の暮らしに役立つ次世代機の開発を検討していくとしている。
なお、ミークは大阪ガスと2021年8月に資本業務提携を締結しており、この協業はその一環としての取り組みとなる。今後もミークと大阪ガスは、ガス機器のIoT化推進に向けた協業を進めていくという。