テクサーは2026年6月25日、イワブチから出資を受け、業務提携基本契約を締結したと発表した。両社は、IoTとAIを組み合わせた「Agentic IoT」の構築パートナーとして、スマートビルディングや社会インフラ分野向けの次世代IoT基盤の構築を進める。
テクサーは、LPWA通信技術やIoTシステム開発の実績を持ち、IoT・AI統合プラットフォーム「BUILDICS」を提供している。BUILDICSは、センサーや設備から取得したデータを統合管理し、クラウド上での分析やAIによる判断を可能にする基盤。建物設備やインフラ設備の状態可視化、故障の予兆検知、エネルギー使用の最適化、遠隔設備管理などに活用できるという。
一方のイワブチは、電力、通信、信号、放送、鉄道向けの架線金物や支持機材などを手がける企業。今回の協業では、インフラ現場で培った知見を生かし、スマートインフラ部品の開発や現場実装を担う。
両社が掲げるAgentic IoTは、センサーや設備から収集したデータをAIエージェントが解析し、状況に応じた運用方法や対応策を提案するIoTアーキテクチャ。従来のIoTでは、クラウドに蓄積したデータを人がダッシュボードなどで確認し、設備操作や運用判断を行う必要があった。これに対しAgentic IoTでは、AIエージェントが設備データや環境情報をリアルタイムに解析し、実行結果を学習しながら継続的な最適化につなげるとしている。
両社は、こうした現場インフラとデジタル技術を融合することで、AIが物理世界の設備やインフラと連携し、運用の最適化を支援するフィジカルAIの実現を目指す。

今後は、LCCO2(ライフサイクルCO2)/Agentic IoTプラットフォームの構築・販売、次世代スマートインフラ製品の共同開発・販売、インフラDXソリューションの創出などに取り組む。