「守りから攻めへ」OKI、2031年に向け成長戦略を発信 2年ぶりの「OKI WORLD」開催

OKIは2026年10月15日、プライベートイベント「OKI WORLD 2026」を開幕した(会期は16日まで)。「社会の知から、未来のちから。」をテーマに、情報通信、AI・半導体、製造、防災・社会インフラ、海洋、交通、金融など幅広い分野の取り組みを展示やセッションで紹介。創業150周年となる2031年に向けた新たな経営計画のもと、展示やセッションを通じて、同社事業の方向性と顧客・パートナーとの共創への姿勢を発信した。

OKI 代表取締役社長執行役員 CEO 森孝廣氏

OKI 代表取締役社長執行役員 CEO 森孝廣氏

開催にあたり、代表取締役社長執行役員 CEOの森孝廣氏は、「OKIの事業構成は理解しにくい。投資家向け資料だけでは事業の実態を十分に伝えられない場合もある」と説明したうえで、今回のイベントを、参加者に事業への理解を深めてもらい、今後の成長イメージを持ってもらう機会と位置付けた。

同イベントは2年ぶりの開催となる。森社長は、前年度について「業績回復を重視した3カ年の中期経営計画の期間中で、イベント開催の意義が明確ではなかった」と振り返った。今年度は新たな経営計画を発表し、その方向性に沿って歩み始める時期であることから、「今回の開催には大きな意義がある」と述べた。

新たな経営計画の下で掲げるのは、これまで培ってきた人材、技術、組織力、顧客との信頼関係を生かし、顧客やパートナーと新たな価値を創出することだ。森社長は「守りから攻めへ」と転換し、顧客とともに価値をつくる「未来デザイナー」を目指す考えを示した。

展示は同社の全事業を網羅するものではなく、一部を紹介する位置付けだという。森社長は今回を「今後6年間にわたって、こうした対話の機会を続けていく第一歩」と説明。展示内容に限らず、参加者から幅広く質問を受けることで、「会社を率いる自分にも新たな気づきがあるかもしれない」と語った。

会場となった高輪ゲートウェイでイベントを開くのは今回が初めて。森社長は、約1年半後を目途に同エリアで1000~2000人規模のスペースを借りる計画にも触れた。同エリアについて、企業やスタートアップ、大学の研究機関が集まる場として、期待を示した。

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