NTTドコモは、同社の研究開発や最新技術を紹介する「docomo Open House’24」を、1月17日から18日まで東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催している。
イベントの狙いは、ドコモが共創パートナーとともに実現を目指す新たな提供価値を体感してもらい、社会実装につなげていくこと。会場では、生成AI、メタバース・XR、コミュニケーション、都市デザイン、交通、そして5G Evolution & 6Gの6テーマ、計31の展示コーナーが設けられている。その一部を紹介する。
今回の展示の目玉といえるのが、ドコモが開発した人間拡張基盤「FEEL TECH」を活用した「味覚共有」のデモだ。明治大学 宮下芳明研究室と体験共有技術開発のH2Lが研究・開発した味覚再現技術を人間拡張基盤と連携させ、相手の感じ方に合わせた味覚の共有を世界で初めて可能にした。
デモでは、来場者にタブレット端末で味の感じ方や好みに関するアンケートに回答してもらい、味覚の傾向を把握。それに基づいて他人が感じている味わいを調合装置で再現した液体が提供される。
ドコモは、アニメに出てくる食べ物の味を自宅で再現して楽しむといった新しいコンテンツの登場を期待しているという。