楽天モバイルと楽天シンフォニーは、韓国の携帯キャリア事業者であるStage Xと戦略的協業の覚書を締結したことを2024年5月2日に発表した。
Stage Xは、ミリ波(28GHz帯)を利用した5G通信サービスの提供を準備しており、金融投資機関など各業界の有力企業とコンソーシアムを形成している。また、同社の親会社のStage Fiveは2017年からMVNOサービスを提供している。
同覚書締結を通じ、楽天モバイルと楽天シンフォニーは、Stage Xと技術とビジネス領域における協業のための包括的な枠組みを確立していくことを目指すという。
具体的には、楽天モバイルが培ってきた知見と楽天シンフォニーの先進的な通信ソリューションを通じて、事業運営から技術分野に至るまでStage Xが今後展開するプロジェクトにおいて様々な側面から協力していくことを協議していくとしている。また、3社はハイバンド(28GHz帯域)だけでなく、ミッドバンドへの周波数拡大や6Gをベースとした全国ネットワークの構築などについても長期的な視点で検討し、協力を進めていくという。
Stage XのCEOであるソ・サンウォン氏は、覚書締結に際し「Stage Xは楽天モバイルと楽天シンフォニーと、それぞれの国における新規参入の通信事業者として、幅広い協力関係を築いていければと思っています」とコメントを寄せている。