Wi-Fi 6経由でEMSスーツの強度調整、ホットヨガスタジオLAVAがアルバ製APを導入

アルバ(Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company)は2021年12月16日、ホットヨガスタジオLAVAを全国展開するLAVA INTERNATIONALが、高耐性屋内用Wi-Fi6アクセスポイント(AP)を銀座本店に採用したと発表した。EMS(筋電気刺激)専用スーツを利用した最先端トレーニングの顧客満足度向上が目的という。

ホットヨガスタジオLAVA 銀座本店では2年前より、EMS専用スーツを使った「EMSトレーニング×ヨガ」という独自のスタジオプログラムを提供している。このトレーニングではインストラクターがiPhoneからWi-Fi経由でEMSスーツの強度を調整するが、人気が高まるに連れて、Wi-Fi接続の不安定さが課題になっていたという。

ホットヨガ用スタジオは室内の温度を保つために断熱処理されており、高温・多湿な環境のため、スタジオ外に店舗Wi-FiのAPを設置してスタジオ内のEMSスーツやiPhoneと接続していた。この電波が届きにくく、トレーニング中にネットワークが一時遮断されるケースが発生していた。

そこで、スタジオ内の温湿度が高い環境でも高速かつ安定した通信が可能なこと、導入・設定が容易で社内で運用が可能なことなどを条件に無線LANソリューションを選定。約2週間の評価検証を経て、アルバ製品の採用に至った。2021年4月から本稼働しており、従来発生していたWi-Fi起因の不具合が一掃されたほか、スタジオ外からリモートでのデータ監視やサポートが安定して行えるようになったという。

高耐性屋内用Wi-Fi6アクセスポイント「Aruba 518シリーズ」
高耐性屋内用Wi-Fi6アクセスポイント「Aruba 518シリーズ」

なお、ホットヨガスタジオ銀座本店のAPの管理・モニタリングは、システムグループの専任1名、兼任2名の体制で遠隔で実施されている。上記の通りEMSトレーニングに活用するほか、店舗業務用ネットワークインフラとしても利用している。

LAVA INTERNATIONALでは今回の導入の実績と効果を踏まえ、今後、屋外イベントでのAP活用や、全国440以上の各店舗、拠点にまたがるネットワーク運用管理等も視野に、さらなる多角的なネットワーク環境整備を検討していくという。

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