アンリツ、測定器「MT8000A」に6G向けFR3対応オプションを追加

アンリツは2026年2月6日、セルラー通信端末向け測定器「MT8000A」において、6Gでの利用が想定されるFR3(Frequency Range 3)周波数帯に対応した新RFハードウェアオプションを開発し、販売を開始した。

6G対応を訴求するイメージ図。通信鉄塔と「6G」の文字を背景に、測定器「MT8000A」の外観と「New RF Option」の表示を配置し、4G・5G・6G/FR3対応と“READY”を示している。

MT8000Aは、3GPP規格に準拠した4Gおよび5G端末の評価を主用途とするオールインワン型測定器。RF試験、プロトコル試験、ファンクション試験を1台でカバーできる点が特徴で、端末開発の各フェーズにおいて幅広く利用されてきた。

今回追加されたRFハードウェアオプションは、6Gで注目されるFR3周波数帯のうち、特に5GのFR1を拡張する形で位置付けられるLower FR3(7.125GHz~16GHz)にも対応する。FR3は、ミリ波帯(FR2)に比べて広いカバレッジを確保しやすく、大容量・高速通信との両立が期待されている周波数帯であり、6Gの主要な利用帯域の1つとして国際的な検討が進んでいる。

アンリツは、FR3特有のRF特性を考慮した専用ハードウェアを先行投入することで、従来のFR1/FR2対応測定器では難しかった評価を可能にしたという。これにより、FR3を用いた6G端末における無線性能評価に加え、将来的にはネットワーク接続の正当性を検証するプロトコル試験や、サービス・アプリケーションの動作を確認するファンクション試験まで、包括的な評価環境を構築できるとしている。

また、MT8000Aはハードウェアの拡張性に加え、ソフトウェアアップグレードによる機能拡張を前提とした設計を採用している。アンリツは今後、6G関連の仕様策定や標準化の進展に合わせ、ソフトウェア面での対応を段階的に拡充する方針で、4G/5G/6Gマルチモード端末の長期的な開発・評価ニーズに応える考え。

同製品は2026年3月2日から5日までスペイン・バルセロナで開催される「MWC Barcelona 2026」に出展される予定。

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