楽天モバイルは2023年5月18日、法人向けSMS送信サービス「Symworld CPaaS SMS API」の国内販売を本格的に開始したと発表した。
同サービスは、楽天シンフォニー傘下のRakuten Symphony Singapore Pte. Ltd.が開発したものだ。企業が顧客の携帯電話やスマートフォンに、用途に合わせたSMS送信(一括・個別・予約等)ができる。キャリアグレードでSMS送信を1通8円(税抜)と業界最安級の価格で提供する。
また、企業と顧客の迅速かつ安定したコミュニケーションを実現するため、送信方式に「キャリア直接接続」を採用している。楽天モバイルを含む、国内携帯キャリア4社と直接接続することにより、高到達率・低遅延、かつ安全にSMS送信が可能となる。運用面においては、電話およびメールでの問い合わせに24時間365日無償サポートする。
SMSの送信方法は、2通りある。
1つめが、APIで顧客のシステムを同サービスに接続することで行う「API連携送信」だ。API接続を行うことで、会員登録時など本人確認に用いるSMS認証用システムや、現在使用している社内業務ツールとの連携も可能となる。
2つめが、利用情報を分析し、表やグラフなどで可視化するダッシュボード画面から簡単な操作で送信ができる「ダッシュボード送信」だ。顧客はこのダッシュボードを活用し、送信内容の編集・管理だけでなく、送信設定の変更、送信先リストの管理・送信結果の分析などができる。
楽天モバイルは、2023年1月30日より、法人向け携帯キャリアサービス「楽天モバイル法人プラン」を本格的に提供開始した。このたび開始するSymworld CPaaS SMS APIの展開をはじめ、今後も法人向けサービスの提供をより強化していくとしている。