楽天モバイルと富士通は2021年5月18日、グローバル展開を見据えたO-RANの技術仕様に準拠したOpen RANソリューションの共同開発に関して、覚書を締結したと発表した。
今回の合意に基づき、両社は、楽天モバイルが開発する完全仮想化されたクラウドネイティブなモバイルネットワークプラットフォーム「Rakuten Communications Platform」に対し、富士通が提供するO-RAN仕様の4Gおよび5G用無線装置のインテグレーションを実施。富士通との協働により、4Gおよび5G用RUのRANポートフォリオを「RCP」に拡充する。
富士通は、楽天モバイルの国内のモバイルネットワーク構築において、マルチベンダー環境下の相互接続確認を含む様々な評価試験やハードウェア品質検証試験などのサービスを提供している。すでに「RCP」の開発における品質確保にも貢献しており、今回の合意を通して、楽天モバイルとの取り組みをさらに強化する。
さらに、両社はOpen RANソリューションのグローバル展開を目指すとともに、市場をリードするイノベーションの創出を推進していくという。