1検体のゲノム解析データ(約80GB)を対象に、分散保管および復元に要する時間とスループットを測定した結果、分散保管処理時は約30分(356Mbps)、復元処理時は約21分(502Mbps)を記録したという。現状のテープ等のメディアを用いたゲノム解析データの遠隔保管地から物理的に運搬するユースケースと比べて実用的な速度に相当するとしている。
東芝は今後も、秘密分散技術と組み合わせたシステム実証を含む様々な量子暗号通信技術の研究開発に取り組み、医療・金融・政府機関・通信インフラ等の多様なアプリケーションでの量子暗号通信技術の実用化を推進していくとしている。