顧客数ベースで最も人気のあるアプリケーションは昨年に引き続きMicrosoft365だった。
一方で、成長性に目を向けると、Google Workspaceが前年比38%増を達成してSalesforceを追い越し、初めて3位を獲得した。「特にAPAC(アジア太平洋)地域において飛躍的に成長しており、68%も成長した。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域でも45%成長したことがGooggle Workspaceの成長をけん引した」とOktaデータ&インサイト担当ディレクターのローレン・アンダーソン氏は紹介した。
そのほか、「Zoomが急成長しており、北米地域ではAWSに迫る勢いで利用されている。またGitHubが昨年は上位15位に入っていなかったが、APAC地域で大きく成長してランクインした」
顧客数で観た時のアプリケーション利用動向
アンダーソン氏はユニークユーザー数ベースでの成長性の調査結果も紹介した。それによると、昨年最も成長した業務アプリケーションはCASBの「Netskope(ネットスコープ)」だった。「Netskopeは前年比913%の成長率という非常に目を見張るような増加を示している」