IoTへの期待は高まっており多くの企業で今後使われていく |
一方、今回の調査ではIoT/OTのビジネスにおける重要度が高まるなか、既に国内企業の48.1%が、IoT/OTへのサイバー攻撃被害を経験していることも判明した。IoT/OTへの攻撃は以前は政治的目的から、プラントやインフラなど一部の領域に攻撃を仕掛けられるケースが多かったが、最近では金銭目的で仕掛けるサイバー攻撃者が増えており、一般的なユーザー企業でも狙われやすくなっているという。
「残念ながら、インターネットなど外部への接続性が高いほど被害が起こりやすくなっているという傾向になっている。最近ではサービス事業者のインフラが直接攻撃されるケースも増えており、ユーザー企業側でIoT/OT機器の安全性を担保しなくてはならない」と染谷氏は指摘する。
パロアルトネットワークス チーフサイバーセキュリティストラテジストの染谷征良氏 |