e-Janネットワークスは11月12日、中央官庁や地方公共団体、政府系機関等を対象に、閉域接続で利用できるリモートアクセスサービス「CACHATTOリモートデスクトップ for Government」(以下、CRDG)の提供を開始した。
各キャリアが提供する閉域接続サービスを介して、外部の専用端末から庁内のLGWAN(統合行政ネットワーク)接続系ネットワーク上のPCへの安全なリモートデスクトップ接続を提供し、自治体のテレワーク推進を支援するサービスとなる。
地方公共団体では、総務省の示す自治体情報システム強靭性向上モデルに基づき、LGWAN接続系ネットワークはインターネット接続系ネットワークとは分離されており、LGWAN接続系ネットワークに接続されたPCへの外部インターネットからのアクセスは原則禁止されている。
CACHATTOリモートデスクトップ for Government サービスイメージ
CRDGは、庁内のLGWAN接続系ネットワークに専用サーバー(CACHATTOリモートデスクトップ for Governmentサーバー)を導入し、外部のアクセス端末には専用のセキュアブラウザをインストールして使用する。利用者はユーザー認証後に庁内の接続先PCへの高画質な画面転送によるリモートデスクトップ接続が可能。セキュアブラウザ機能により、外部アクセス端末には閲覧した業務データを一切保存させず、データの持ち出しを禁止する。
また、外部アクセス端末の端末個体認証や、Active Directoryとの認証連携機能、ワンタイムパスワード機能など、複数の認証機能を組み合わせて安全に利用することが可能となっている。
登録ユーザー数に上限を設けない同時接続数ライセンス価格のため、全登録ユーザー数に対して日常の利用ユーザー数が少ない運用形態において、過剰なコストが不要だとしている。参考価格は、10ユーザー同時接続ライセンスが年額120万円。