大和ハウス工業 執行役員 情報システム部長 松山竜蔵氏 |
大和ハウスがIT中期計画で定めた未来の働き方の骨子概要 2030年を目途に新たな働き方を目指していた |
テレワークにおいては、従業員が社内のITシステムにリモートからアクセスする。大和ハウスではLTEをVPN化した回線を従業員に利用させていたが、IT部門の運用負荷の高さが課題になっていたという。
「業務をサクサクと進められるようなネットワークを維持するには常に担当者が、無線の周波数帯域などの資源を管理しないといけない状態だった。また、社内から『接続が悪い』『画面が動かない』といった問い合わせが常にあり、それに備えて対応する必要があった」と松山氏は明かす。
セキュリティ対策の強化や、システムのクラウド移行などのプロジェクトも並行して推進する中、いかにテレワークのための運用負荷を減らすのか――。新型コロナウイルス感染症の拡大により、前倒しで全社員のテレワーク環境を整備する必要に迫られた大和ハウスが採用したのがゼットスケーラーだった。