NTT東とIPAが「シン・テレワークシステム」を無償解放、2020年10月31日まで

NTT東日本と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2020年4月21日、シンクライアント型VPNを活用した「シン・テレワークシステム」を開発し、本日より提供開始すると発表した。2020年10月31日まで、実証実験として無償で開放する。

新型コロナウイルスに関する政府の緊急事態宣言などを受け、在宅勤務の実施があらゆる企業に求められている。一方で、企業や大学の多くは本格的なシンクライアントやVPN等のテレワークシステムは十分に整っていない。オフィス等のパソコンやファイルサーバー等にアクセスしなければ継続困難な仕事や研究を実施している会社員や、研究者はなお存在する。

今回提供するサービスはインターネットに接続されているPCであれば遠隔から接続し、操作するシンクライアントを実現するソフトウェアおよびVPN 通信システムから構成。全ての通信がSSLにより暗号化され、グローバルIPやルーター/ファイアウォールの設定は一切不要だとしている。

「シン・テレワークシステム」によるリモートアクセスイメージ

シン・テレワークシステムはNTT東日本とIPA他数社の協力で完成した。各種インターネット回線で利用でき、NTT東日本との契約やユーザー登録は一切不要で、即日利用できるとしている。

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