NTTソノリティ、“耳スピ”をモデルチェンジ 5000円切るエントリーモデルも

NTTグループでイヤホン、ヘッドフォンなどの音響製品を提供するNTTソノリティが2024年11月20日、「nwm 2024年秋 新製品発表会」を都内で開催した。

(左から)NTTソノリティ 代表取締役社長の坂井博氏、同社 クリエイティブディレクターの竹内慎太郎氏

(左から)NTTソノリティ 代表取締役社長の坂井博氏、同社 クリエイティブディレクターの竹内慎太郎氏

同社はNTTが長年培ってきた音響技術を活かし、「耳スピ」と呼ぶ音漏れを抑制したオープンイヤー型イヤホン/ヘッドホンを開発。2022年11月から「nwm(ヌーム)」のブランドで展開してきた。

NTTソノリティ 代表取締役社長の坂井博氏は、オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンの市場が右肩上がりを続けており、国内においては2022年から23年にかけては10%成長、24年には50%の成長が予想されるという調査結果を紹介。そして今回「オープンイヤー型市場のさらなる拡大に向け」、製品のモデルチェンジを行ったと話した。

nwmを特徴づけている音響技術は2つある(参考記事:“音を操る”NTTソノリティの挑戦 独自の音声パーソナライズ技術で“外さないイヤホン”へ|BUSINESS NETWORK)。まず、耳をふさがずに音漏れを抑制する「PSZ(Personalized Sound Zone)技術」がある。スピーカーから出る音に対して逆位相の音波を当てることで周囲に漏れる音を打ち消す技術で、同社のオープンイヤー型のイヤホン/ヘッドホンが耳をふさがない形状ながら、音漏れを抑制できる理由となっている。

もう1つは、マイクでの集音時に話者の特定と、雑音を取り除き音声だけを抽出する「Magic Focus Voice」。通話やオンライン会議などの相手に、装着者の声だけをクリアに届けられる。

「PSZ技術」と「Magic Focus Voice」の概要

「PSZ技術」と「Magic Focus Voice」の概要
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