ジュニパーが現在力を入れているソリューションの1つめは400Gだ。ジュニパーは400Gをサポートする2つのシリコン、「Juniper Triton Silicon」と「Juniper Penta Silicon」を新開発。すでに、これらシリコンを搭載した製品の出荷を開始している。
「我々は業界で初めて400Gの製品を出荷した。どちらのシリコンも電力効率が非常に高く、高性能だ。また、チップにネイティブでMACsecのセキュリティ機能が組み込まれている」
クラウド化の加速などを背景に、クラウドプロバイダーや通信事業者はすでに400Gを必要としており、「2020年から400Gの採用は広がっていくだろう」とマーセリン氏は話す。
400Gをサポートするジュニパーの2つのシリコン
2つめは5G分野だ。なかでもジュニパーがフォーカスするのは、5G時代に大きく広がると目されているTelcoクラウドの領域である。
「レッドハットと共同で、事前検証済みのTelcoクラウドソリューションを提供する予定だ。ネットワークとオーケストレーションに関しては当社が多くを担当し、コンピュートとストレージはレッドハットとなっている」
さらにエリクソンと組み、エンドツーエンドでの5Gネットワークソリューションも用意している。「エリクソンがRAN(Radio Access Network)を担当し、これを活用してエンドツーエンドでのネットワークのマネジメントとオーケストレーションが可能になっている」
レッドハットと共同で取り組むTelcoクラウド