富士通研究所は2018年5月28日、IoTデバイスへのサイバー攻撃の影響を最小化するネットワーク制御技術を開発したと発表した。
現場のIoTデバイスやネットワーク機器の運用情報をゲートウェイ機器が収集。IoTデバイスが接続されるネットワークのトポロジーを推定し、想定されない経路で通信するIoTデバイスを“不審なデバイス”として特定する。さらに、ゲートウェイからネットワークを制御することで、不審なデバイスの通信を遮断し、他のIoTデバイスを攻撃できなくする。
IoTデバイスの場合、CPUなどの制約により、ウィルス対策ソフトウェアのインストールが難しいケースも多いが、同技術によりIoTデバイス同士の攻撃の影響を最小化できるという。
富士通研究所では今回開発した技術を、富士通のネットワーク製品「FUJITSU Network Virtuora」シリーズのゲートウェイ機能として、2018年度内に実用化する計画だ。
富士通研究所が今回開発した技術の概要