PFUは、工場などの通信機器・ネットワーク環境を見える化する装置「iNetSec FC」を機能強化し、2023年7月31日から提供開始すると発表した。
iNetSec FCはネットワークに設置するハードウェアとマネージャーと呼ぶ管理ソフトからなる。ネットワークに接続するだけで、自動で機器とネットワーク構成を見える化し、レイアウトが変更されても常に最新状態で把握ができる。これにより、現場での管理の負荷を大幅に軽減できるという。
基本機能としてネットワークに接続された機器を自動で検出し、詳細情報を自動識別できるが、今回の機能強化では、対象機器の写真を登録する機能を追加した。機器の外観情報や設置している場所の柱番号・棚番号、棚卸として貼付されたシール情報などを登録でき、機器を探す時間を大きく削減できるという。
また、ネットワーク構成のスナップショット保存が可能となり、トラブル発生時と過去の正常時のネットワークマップを比較して差を確認することができるようになった。変更箇所を一目で確認でき、トラブル原因の切り分けを迅速化しダウンタイムを短縮するとしている。
BCP対策として基幹ネットワークで導入されているリンクアグリゲーション・スタック構成の環境表示にも対応。工場だけでなく、医療機関や自治体などより様々なIT環境の顧客が利用できるという。
PFUでは、同日より製品の無償評価機を提供する。