モバイル向けのRF(無線周波数)製品などを得意とする半導体ベンダー、Qorvo(コルボ)の日本法人であるQorvo Japanは2024年7月31日、同社の取り組みを紹介する記者説明会を開催した。
「これまでは、こちらから売り込まなくても、お客さんがQorvoを知っていて買ってくれることが多かった。しかし、新しい製品が増えてきたことから、我々から自主的にプロモーションし、その価値を分かっていただくことが、さらに重要になってきた」
今回、記者説明会を開いた背景について、Japan Country Managerの大久保喜司氏はこのように説明した。
米国に本社を置き、ナスダックに上場するQorvoの従業員数は、グローバルで約5800名、昨年度の売上高は約38億ドルだ。「スマホ向けの売上がグローバルでは半分くらいを占める」ほか、ホームゲートウェイ等のネットワーク機器、車載機器、防衛産業など向けのRF製品や電源関連製品がQorvoの主要事業。
そして今、“新しい製品”として注力している1つがUWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線通信)である。