ソフトバンクは2024年11月8日、2025年3月期 第2四半期(2Q)に関する決算説明会を開催した。
上期(2024年4~9月)の売上高は前年度比7%増の3兆1521億円、営業利益は同14%増の5859億円と増収増益となった。「上期で売上高が3兆円を超えたのは初めて」とソフトバンク 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一氏は話した。なお、純利益は同7%増の3239億円だった。
セグメント別に見ていくと、コンシューマー事業の売上高は前年度比3%増の1兆4269億円、うちモバイル事業は同2%増の7888億円となった。コンシューマー事業の営業利益は同4%増の3220億円だった。
エンタープライズ事業の売上高は前年度比11%増の4458億円で、うちソリューション事業が同28%増の2049億円と牽引した。エンタープライズ事業の営業利益は同12%増の944億円となった。
好調な進捗状況を受け、同社は2024年度の通期業績予想を上方修正した。売上高は従来の6兆2000億円から6兆3500億円(増加率+2%)へ、営業利益は9000億円から9500億円(増加率+6%)へと引き上げた。
「コンシューマー事業の増益基調が継続していること、(情報漏洩等の)LINEの諸問題が落ち着いてきたこと、PayPay事業が黒字に展開したことなど、頭を悩まされてきた問題を1つずつ解決できており、昨年とは全く違った景色が見えてきた」と宮川氏は説明した。