パナソニック コネクトは2024年2月5日、プロジェクターを使った大規模な映像演出システムの監視・調整を遠隔で行うクラウド型「リモートマネージドサービス」を同年3月より提供開始すると発表した。
エンターテインメント市場ではイマーシブ(没入)な体験に期待が集まり、演出を担う現場において、複数のプロジェクターを用いた大規模映像システムの運営が求められている。何台もの機材が複雑に絡み合うことから、ダウンタイムリスクの増大や、オペレーションの高度化が顕在化しており、その結果、現場担当者に負担が集中している。
今回、提供を始めるクラウド型「リモートマネージドサービス」は、次の3つのサービスで構成され、管理工数の削減と高品質な映像演出を両立するという。
1つは、プロジェクターの設置・運用時に映像のズレを自動で補正する「映像調整サービス」。2つめは、データ分析に基づいて最適なメンテナンス時期を提案する「メンテナンス コンサルティングサービス」で、一定の映像品質を維持しつつ長期的な運用を可能にするため、現場ごとに最適なメンテナンス計画を提案する。
3つめに、リアルタイム監視や迅速な初期対応をサポートする「モニタリングサービス」を提供。プロジェクターの状態をPC/モバイル端末からリアルタイムに監視できるほか、オプションとして、プロジェクターから発信するエラー情報をもとに、パナソニック コネクトの中央監視センターから担当者に向け、電話でアドバイスやサポートを行う「監視代行サービス」も用意する。