NTT東の地域エッジクラウドに新メニュー、VMware採用でクラウド移行を容易に

NTT東日本は2024年1月29日、仮想IaaS基盤が利用できる同社のサービス「地域エッジクラウド」に新メニューとして、定額制の「地域エッジクラウド タイプV」を追加した。2024年2月29日から提供を開始する。

地域エッジクラウドは2022年7月25日から同社が提供しているもので、NTT東日本のデータセンターに配備した「Microsoft Azure Stack Hub」基盤を用いたサービス。今回追加した新メニューは、広くオンプレミス環境でも採用されているVMware by Broadcomをベースとしたもので、ユーザー環境のクラウド移行を促進するとしている。

地域エッジクラウド タイプVの特徴

地域エッジクラウド タイプVの特徴

仮想マシン、ストレージ、ネットワーク等のIaaS機能が定額で利用可能で、NTT東日本のクラウドエンジニアが設計・構築から監視・運用まで代行可能なメニューを用意している。

また、遠隔地のNTT東日本データセンター内でデータをバックアップすることによりBCP(事業継続計画)対策が可能、ユーザーのネットワークと閉域接続することでセキュアかつ低遅延にクラウドサービスを利用できるなどの特徴を備える。

地域エッジクラウド タイプVの機能

地域エッジクラウド タイプVの機能

提供機能は以下の通りで、全メニューが定額制。ダウンロードによる課金は発生しない。
①仮想マシン:CPU(占有型)、メモリ、OSを提供
②ブロックストレージ:仮想マシンに接続して使用するオールフラッシュのブロックストレージを提供
③バックアップ:バックアップ、リストア機能を提供。同一拠点/遠隔地でのデータ保存が可能
④仮想ネットワーク:テナント内で利用可能な仮想ネットワーク、ロードバランサ、ファイアウォール機能を提供
⑤ネットワーク接続:ユーザー持込回線(VPN、専用線等)の接続用物理ポートを提供
⑥ポータル:仮想マシン等の状態確認、操作用のコンソールを提供

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