英Opensignalのモバイル体感調査はKDDIが3連覇 5G SAの優位性も明らかに

英Opensignalは2025年11月5日、国内4キャリア(KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル)を対象とした「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」を発表した。調査期間は、2025年7月11日~10月8日までの90日間。

このレポートでは、モバイルユーザーの体感品質などを示す全18のカテゴリーを設定。KDDIがそのうち11部門で首位を獲得(同率首位も含む)し、「主要キャリアをリードしている状況」だと、同日に開催されたオンライン会見でプリンシパル・アナリストのロバート・ヴィルジコウスキー氏は述べた。

KDDIが11部門で首位を獲得

同レポートではまず、ライブ配信を除くビデオストリーミング、ライブ・ビデオ、ゲーム、音声アプリという4カテゴリーでアプリケーションの体感品質を数値化している。各カテゴリーを「5G単体」と「3G/4Gも含めた全体」に分けてスコア化した結果、8カテゴリーすべてでKDDIが首位に輝いた。

ダウンロード・スピードについては、5GはKDDIが1位となったものの、3G/4Gも含めた総合ではソフトバンクが首位だった。4月時点の調査でトップだったKDDIを逆転した形だ。

5Gのダウンロード・スピードはNTTドコモ、3G/4Gも含めるとソフトバンクが首位

アップロード・スピードは、5G・総合ともに楽天モバイルが首位。前回調査同様、他キャリアを大きく引き離す形となった。

アップロード・スピードは楽天モバイルが圧倒的
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