BBIXは2026年3月24日、IDCフロンティアと展開する地域分散型の国産クラウドサービス「OCX Compute Fabric(OCF)」の全国展開に向けた最初の拠点として、QTnetが運営する「QTnet 福岡第3データセンター(QD3)」を追加したと発表した。追加日は2026年2月1日。

OCFは、BBIXのクラウド型ネットワークサービス「OCX」を活用し、各地域のデータセンターにクラウド基盤を分散配置して提供するサービスで、2026年2月に提供を開始。地方の企業や自治体が大都市圏のメガクラウド利用時に直面しやすい通信遅延や、データ主権への配慮といった課題に対応することを狙う。各地域のデータセンター事業者や通信事業者、SIerが、自前で大規模なインフラを保有せずにクラウドサービスを展開できる点も特徴とする。
サービス基盤には、IDCフロンティアが提供する「VMware Cloud Foundation」ベースのクラウドプラットフォームを採用する。これをBBIXの高速・閉域ネットワークであるOCXで各地域のデータセンターに接続し、分散配置する構成をとる。地域の事業者はOCFを自社商材として再販できるほか、他事業者が登録したOCFリソースを相互利用することも可能という。
今回、九州エリアにおけるOCXの主要接続拠点であるQD3にOCF拠点を設けたことで、九州近郊の企業や自治体は、物理的に近いクラウド環境を利用しやすくなる。BBIXは、近接したクラウド環境の提供によって通信コストの削減と、データ主権を踏まえたセキュリティ確保の両立を図るとしている。
なお、QD3には2024年8月にOCXの接続拠点が開設されており、その拠点にOCFの機能を追加した形となる。