New Relic、脆弱性管理「Security RX」を提供開始 AIで修正案生成まで自動化

New Relicは2026年9月16日、セキュリティ脆弱性管理ソリューション「New Relic Security RX」の国内提供を開始した。

セキュリティ脆弱性管理ソリューション「New Relic Security RX」の画面イメージ

セキュリティ脆弱性管理ソリューション「New Relic Security RX」の画面イメージ

アプリケーション向けの「Security RX for Applications」とインフラ向けの「Security RX for Infrastructure」は同日より一般提供を開始し、クラウド向けの「Security RX for Cloud」と、AIを活用して脆弱性の調査から修正までを支援する「Security RX Agent」をパブリックプレビューで公開した。

同ソリューションは、アプリケーションからインフラ、クラウドまで、それぞれのレイヤーに存在する脆弱性やセキュリティリスクを一元的に把握・管理する。Security RX for Applicationsは、実行環境(ランタイム)上で実際にメモリにロードされているライブラリを対象に、脆弱性をリアルタイムで検知・追跡・報告する。Security RX for Infrastructureは、OSパッケージやミドルウェア層の脆弱性を常時監視し、インフラ全体のリスクを一画面で管理できる。クラウドインフラを対象とするSecurity RX for Cloudは、「AWS Security Hub」など主要なクラウドセキュリティツールと統合し、クラウド環境の設定ミスや脅威イベントをNew Relic上でまとめて管理する。

脆弱性への対応順位の決定には、CVSS(共通脆弱性評価システム)だけでなく、脆弱性が30日以内に実際に悪用される確率を予測する指標EPSSや、米国CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)が公開する、悪用が確認された脆弱性の一覧であるKEVも利用する。本番環境で実際に利用されているライブラリなどの情報と組み合わせ、優先的に対応すべき脆弱性を絞り込む。

Security RX Agentは、New RelicのSREエージェント「Autopilot」とSecurity RXを連携させる。New Relicが収集したライブラリのバージョンや呼び出し経路、リアルタイムのメトリクスなどをAIコーディングエージェントに渡し、脆弱性への修正案をプルリクエストとして自動生成する。GitHub CopilotやClaudeなどとの連携を想定している。

またJiraやGitHub Issuesと連携し、脆弱性の検出から担当者への割り当て、修正プルリクエストの作成、対応状況の同期までを自動化できる。パッチ適用前後のエラー率や性能変化もNew Relic上で確認し、脆弱性対策によるシステムへの影響を監視できるとしている。

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