
「ボットへの対応を見直す時期に来ている」。米アカマイ・テクノロジーズ セキュリティ戦略担当バイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)のパトリック・サリバン氏はこう述べた。
理由の1つは、AIを悪用したサイバー攻撃の脅威拡大だ。ミュトス(Mythos)の登場以降、AIエージェントを含むボットへの懸念は急速に高まった。“悪い”ボットにどう対応していくかは重要な課題になっている。
もう1つの理由は、“良い”ボットに関わるものだ。人々は自身の行動や判断に必要な情報を、ますます生成AIから得るようになっており、「ボットが検索した際に上位に挙がり、引用されることが、ブランド側の大きな目的になっている」(サリバン氏)。
同氏は日本旅行のプラン作りを例に説明した。今後は旅程の提案にとどまらず、ホテルやチケットなどの予約までAIエージェントが代行する時代へ移行していくと見られ、GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)の重要性はさらに高まっていく。

このように企業は、ボットへの対応を“両面”から見直していく必要に迫られているが、アカマイが6月25日に発表した「AI Brand Presence」は、“良い”ボットへの対応を改善するためのソリューションだ。AIによる検索およびAIエージェント向けにWebサイトを最適化することを支援する。