ネットワンシステムズは2026年10月29日、所沢市役所の全職員が利用する、全庁ネットワーク及び統合仮想基盤を構築したと発表した。本環境は同年1月から稼働している。
職員が市本庁舎においてLGWAN接続系で利用するネットワークを有線LANから無線LANへ刷新。職員間のコミュニケーションやペーパレス会議等の利便性を向上させた。セキュリティ対策として、不正な接続端末やアクセスポイントを自動的に検出・遮断する機能も備えた。
また、無線LANの体感速度の維持・向上に向けて、AIを活用している。
AIが端末ごとの通信状況の良否を把握し、各アクセスポイントと連携して自動的に電波干渉の少ないチャネルに変更したり電波出力を調整したりするなど、電波環境を最適化。“特定の会議室で通信効率が低下している”など、AIが課題を自動的に発見して対応優先順位とともに通知することに加えて、推奨対処策も自動提示することで迅速な課題改善を支援する。
統合仮想基盤の設置場所は庁内のサーバルームから外部データセンターへと移行。これにより、災害時の業務継続性を抜本的に強化した。さらに、有事の際にはバックアップデータからもシステム起動を可能にするとともに、物理サーバーの障害時にはオートヒーリング機能で自動的に正常な状態に復帰可能にしている。
これら無線LAN環境及び統合仮想基盤は、運用の高度化に向けて一元管理を実現。合わせて、ネットワークの可観測性(オブザーバビリティ)技術を導入した。