エリクソン・ジャパンは2026年6月26日、「モバイル通信品質および通信優先サービスに関する消費者意識調査」の結果を発表した。調査対象は、日本在住の20代〜60代のモバイル通信利用者で、400名(男性263名・女性137名)から有効回答を得た。
これによると、モバイル通信品質において価値を感じるポイントとして、「通信が途切れない安定性」が60.0%で最多、次いで「混雑時でも安定して利用できること」が37.3%となり、その他を大きく上回った。ピーク速度よりも「つながり続けること」を重視する傾向が、年代・性別を問わず、幅広い層に共通して確認された。

また、「モバイル通信がつながらず、不満を感じたことがありますか」という問いに「特に不満はない」と回答したのは46.3%にとどまり、53.7%が何らかのシーンで通信品質に不満を経験していることが明らかになった。不満を感じたシーンでは、通勤・通学中の電車(22.8%)、旅行先・観光地(19.5%)が上位に挙がり、次いで車・バス移動中(13.8%)、学校・職場(11.5%)と続いた。

通信がつながりにくい場合の対応として、「一時的に利用を諦め時間をおく」が38.0%で最多、「場所を移動する」(33.3%)が続いた。「何度も再試行する」が28.5%、「何も対応せず利用を諦める」も20.5%にのぼり、日常の業務や消費行動における機会損失が生じている可能性が示唆された。

さらに、全体の28.3%が「通信優先レーン」を何らかの形で利用したいと回答。利用したいシーンは「QRコード決済・モバイルチケットの表示」(11.8%)が最多で、「常時快適な通信の確保」(8.3%)、「ライブ会場でのSNS投稿・ライブ配信」(6.0%)が続いた。希望する料金体系は「利用回数に応じた変動課金」(37.3%)が最多で、柔軟な課金設計へのニーズが示された。

利用にあたっての懸念として「料金が高くなりそう」が61.0%と突出しており、「効果がどれほどあるか不安」(31.5%)がこれに続いた。一方、「特に懸念はない」も25.8%にのぼることから、適切な料金設定と効果の明確な提示によって需要層の拡大が期待される。
