TBS・MBSら、キャリア5Gを利用した放送TSとPTPの長距離伝送に“国内初”成功

メディアリンクス、セイコーソリューションズ、TBSテレビ、毎日放送(MBS)の4社は2026年6月22日、キャリア5Gを使い、放送TS(Transport Stream)とPTP(Precision Time Protocol)を大阪から幕張メッセまで長距離伝送する実証実験に成功したと発表した。

実験はNTTドコモとNTTドコモビジネスの協力のもと、6月10日から12日まで幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2026」のShowNet「Media over IP」特別企画の一環として行われた。

NTTドコモが提供する5G回線の5Gスライシング技術とMECダイレクト技術(接続端末とMEC基盤をドコモ網内で直結する技術)、複数回線を組み合わせるマルチパス転送ゲートウェイを使用し、放送TSとPTPを伝送した。実験に参加・協力した6社調べでは、5GスライシングとMECダイレクトを活用した放送TSとPTPの長距離伝送は国内初だという。

メディアリンクス、セイコーソリューションズ、TBSテレビ、毎日放送(MBS)の4社が行った、キャリア5Gを使って放送TS(Transport Stream)とPTP(Precision Time Protocol)を大阪から幕張メッセまで長距離伝送する実証実験の系統図

 

実諸実験の系統図

放送TSは映像や音声を伝送するための信号で、PTPはネットワーク機器間で高精度に時刻を同期するための技術。放送TSとPTPを長距離伝送するには、従来、専用線やダークファイバー相当の回線が必要となり、運用コストが課題となっていた。

今回の実証により、キャリア5Gを活用することで、高コストな専用回線に依存しない放送伝送や、災害時などに現地で迅速に回線を構築するBCP対応の可能性を示したとしている。

 

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