ひびき精機は、2020年6月26日に総務省よりローカル5G用無線局の予備免許を中国地域で初めて取得したと発表した。本予備免許の取得は、2020年4月23日に締結された、ひびき精機とNTT西日本との「スマートファクトリー実現に向けた、ローカル5Gの共同実験協定」に基づくもの。
同社は業務の効率化および生産性向上のために生産管理システムを自社開発し運用するなど、デジタルトランスフォーメーションを推進し、 スマートファクトリー実現に向けて日々取り組んでいる。2020年6月には、将来的な無人工場をめざして、IoTやAI技術を導入予定の新たな工場を建設した。
無人工場を実現させていくためには、工場内の稼働状況を把握するための高精細カメラでの遠隔監視や、多数のIoT機器接続によるデータ取得・管理、また遠隔地から機械を制御するための「高速・大容量」「多接続」「低遅延」のネットワークが必要になるとしている。ローカル5Gは、これらの特徴を備えており、無人工場の実現のためのネットワークとして適していると考え、今回の免許取得に至ったという。
取得した予備免許の概要は以下の通り。
免許人名:株式会社ひびき精機
無線局の種類及び局数:基地局1局及び陸上移動局4局
周波数帯:28GHz帯(28.2GHz~28.3GHz)
設置場所:山口県下関市