パナソニック システムソリューションズ ジャパン(PSSJ)は2022年3月15日、大阪ガスおよびDaigas ガスアンドパワーソリューションからローカル5Gシステムを受注したと発表した。都市ガス製造を担う姫路製造所にて利用するもので、2022年3月から5Gコア設備を皮切りに、ネットワーク機器や基地局等を順次納入する。
PSSJは2020年9月に、大阪ガス泉北製造所へ「自営等BWAシステム」を納入。現場課題解決などのコンサルティングやプラント業界特有の現場環境を熟知したネットワーク設計、24時間/365日の遠隔サポート体制によって、製造所におけるセキュアかつ安定した自営無線ネットワークの導入・構築・運用を実現してきたという。
今回、ローカル5Gシステムを導入する大阪ガス姫路製造所では、PSSJが提供する「現場マルチネットワークサービス」の新ラインアップであるローカル5Gシステムを用いる。
ローカル5Gシステムの導入により、秘匿性の高いLTE方式のSIM認証を採用したセキュリティ運用を行い、合わせて、マルチアクセス機能による不感エリア対策やWi-Fiとの連携が可能になる。これにより、災害や外部環境の影響を受けにくい安心・安全な職場環境の構築と現場業務の高度化を目指すという。
泉北製造所の自営等BWAと姫路製造所のローカル5Gを統合管理
泉北製造所へ導入済みの自営等BWAシステムと、今回導入するローカル5Gシステムはネットワークオペレーションセンターで統合管理。これにより、「泉北-姫路」間での拠点間連携を含めた一体運営やネットワークの一元管理を行うことで、ネットワーク運用・管理コストの削減を実現するとしている。
なお、PSSJは、パナソニックグループの持株会社制への移行にともない2022年4月より「パナソニック コネクト株式会社」となる。