NTTがローカル5G構築でラスベガス市と提携、米国最大のプライベート網構築へ

NTTのグループ会社でグローバル通信事業を営むNTT Limited(NTT Ltd.)は2022年9月28日(米国時間)、米ネバダ州のラスベガス市とプライベート5Gネットワーク構築に向けて提携したことを発表した。

プライベート5Gは企業や地方自治体などが独自に5Gネットワークを構築・運営するもので、日本の「ローカル5G」に相当する。

本提携により、ラスベガス市は米国で最も広範なプライベートネットワークを展開することになるという。同市は2018年にNTTとスマートシティプロジェクトの展開で提携を開始。2019年に、エッジコンピューティングを活用した公共ソリューションを商用化している(参考記事)。

今回のプロジェクトで構築するプライベート5Gネットワークは、地元企業や政府、教育機関が利用できるオープン プラットフォームとして機能する。NTTはパートナーと協力して、ラスベガス全体のネットワーク アクセス ポイント(AP)の数を2倍以上に増強。同市内の公共スペース全体にネットワークを拡張する。これにより、ラスベガス市民や訪問者の生活を豊かにする「革新的なソリューションを展開する」ことを目標に掲げている。

初期の使用例として挙げられているのは、学生向けのリモート学習接続とアプリケーション利用、公園・イベント会場や交通渋滞地域等でのインテリジェント監視システム、居住者向けヘルスケアサービスでの活用だ。

NTTは本プロジェクトのリーダーとして、ラスベガス市にプライベート5Gプラットフォームをサービスとして提供する。

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