NECは2023年7月7日、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)が提供するAWS Outposts サーバーをNEC CONNECT 5G Labに導入したと発表した。同サーバーを活用した共創環境は、国内では初という。
AWS Outposts サーバーは、限られたスペースや少ない容量でも運用できる設計となっているため、エッジ側に設置することにより、クラウド－エッジ環境間で柔軟なアプリケーションの展開やリソースの配置が可能となる。
今回、AWS Outposts サーバー をNEC CONNECT 5G Labに導入することで、より低遅延でリアルタイム性が要求されるロボット制御やリアルタイム分析等のアプリケーションの実証を行えるようになる。
また、クラウドとエッジを組み合わせたハイブリッド環境を活用し通信要件に応じたアプリケーションをクラウドとエッジそれぞれに適切に配置することで、より幅広い要件に対応することができる。エッジ環境での処理により、利用者はデータを施設外に出すことなく低遅延で処理結果を得ることも可能だ。
NECは、同環境を顧客企業やパートナーに開放することで5Gやローカル5G、IOWN、Beyond 5Gと組み合わせた新たな価値創出および顧客企業におけるスピード感あるDXを支援しながら、共創活動をいっそう加速していきたいという。