ドローンの自立飛行にあたり、Wi-Fiを通信手段として用いることが多いが、Wi-Fiには電波干渉や通信できる距離に課題がある。ローカル5Gを構築するという手もあるが、申請に時間を要するうえ、コストもかかる。
ハイテクインターのドローンやロボットの遠隔操作に特化した無線機器「RM5700」は、5.7GHz帯の周波数を使用するため、干渉が少なく、安定した通信が可能だという。免許申請も簡単で、すぐに運用ができるとのこと。
IP67対応の防塵・防水仕様やMIL規格に準拠した耐振動性能も売りで、建設現場や工場などの過酷な条件下でも問題なく稼働するという。
組み込み型と一体型の2種類のラインナップを取り揃え、組み込み型は、名刺の半分ほどの大きさで36gと小型・軽量だ。
LTEが届かない山奥などにおける建機の遠隔操作や自然災害などで人が立ち入れなくなった場所での活用が、具体的なユースケースになるという。
同社のブースでは、60GHz帯に対応した屋外用無線LANブリッジ「cn Wave Vシリーズ」の展示も行っている。
60GHz帯は、10GHz以下の周波数帯と比べて高速な無線通信が可能なうえ、電波干渉が起こりにくい。空中線電力は10mWであるため、無線局登録や免許申請が不要なのも大きな特徴だ。
そのほか、「コンパクト型ローカル5Gプラットフォーム PoCシステム」やWi-Fi6対応の屋外用無線アクセスポイント「MO10」など、様々な用途の無線製品が盛り沢山だ。
無線通信で悩みを抱えている方は、是非ハイテクインターブースに足を運んでみてはいかがだろうか。