高速・大容量化が進むデータセンター/企業内ネットワークだが、400ギガビットイーサネット(GE)のシステムを導入している場所はまだ少ない。その一因には、400GE向け製品の市場は立ち上がったばかりで、ユーザーがトランシーバーも含め製品同士の接続性に不安を抱えていることがある。
そうした中、先月開催されたInterop Tokyo 2019で注目を集めた試みがある。キーサイト・テクノロジーのブースで開催された、400GEのデモだ。
会場では、400GEマーケットの主要な11のトランシーバー/ネットワーク機器ベンダーの400GE対応製品が相互接続し、無事つながる様子を披露した。デモにはアンフェノール、Cambridge Industries Group(CIG)、シスコシステムズ、Finisar、Foxconn Optical Interconnect Technology (FOIT)、Foxconn Interconnect Technology(FIT)、InnoLight Technology 、Molex、TE Connectivityなどの企業も参加。テストに用いられたのが、キーサイトの「AresONE-400GE」である。
AresONE-400GEについて、キーサイト・テクノロジー イクシアソリューション営業本部 システムエンジニアリング部 部長の松本修一氏は「ネットワークのエンドからネットワークのコアにおける疎通状況などを検査できる製品だ」と説明する。
AresONE-400GEの概要 |
さらに光トランシーバーは、PMD(物理メディア依存分)と距離とによって規格が分かれている。400GではSR8(100m)、DR4(500m)、FR4(2km)、LR8(10km)などだ。これも、AresONE-400GEはSR8からLR8まで対応している。また、光トランシーバー以外にもDAC(DirectAttachedCable)にも対応する。
これらの機能が評価され、Interop Tokyo 2019の「Best of Show Award」テスト部門ではグランプリを受賞した。
松本氏は「(今回のデモでは)11社も集めて相互接続したため、様々な規格に対応している製品が必要だった。現段階で400Gマーケットには多くの規格が多くあり、今後もテスターメーカーとして対応していきたい」と語った。
(左から)キーサイト・テクノロジー イクシアソリューション営業本部 システムエンジニアリング部 シニアシステムエンジニアの酒井紀和氏、同部 部長の松本修一氏、同部 マーケティングマネージャーの小圷義之氏 |