GIGAスクール構想を支援する 「教育機関向けセキュリティソリューション」 サイバートラストから

サイバートラストは2020年6月22日、文部科学省が提示する「GIGAスクール構想」を支援する「教育機関向けセキュリティソリューション」の提供を開始した。

文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の要件に基づく、同社の「情報セキュリティコンサルティングサービス」などを主軸として、企業向けとして高い実績がある「Wi-Fi セキュリティ調査サービス」や端末認証サービスなどを組み合わせて、教職員や教育委員会などの教育機関向けに提供する。

情報セキュリティコンサルティングサービスは、教育委員会および学校のシステムの現状を把握し、文部科学省の教育情報セキュリティポリシーガイドラインやISMS(国際標準規格)、法令などとの比較・評価に基づき、現場の運用に則した有効性のある対策要件やセキュリティポリシーを策定するもの。

Wi-Fi セキュリティ調査サービスでは、学校敷地内に存在するアクセスポイントや無線通信の暗号強度、セキュリティを弱めるアクセスポイント上の設定を調査し、無線LAN環境における盗聴やアクセスポイントのなりすまし、不正侵入の可能性を評価し、セキュリティ要件の構築を支援する。

端末認証サービスの「サイバートラスト デバイス ID」は、電子証明書を活用した端末認証によって安全な接続先ネットワークを制御し、学校の指定端末のみがアクセス可能にすることで不正な機器の接続を防止する。

また、「SureMail(シュアメール)」で、企業や組織の実在性をサイバートラストが認証した上で電子メールに電子署名を行うことにより、なりすましメールを防ぎ、差出人の確認と内容が書き換えられていない安全なメールであることを受信者が容易に確認できるようにする。

これらのサービスは、主に企業や官公庁など業界業種を問わず採用実績があり、これまで培ったノウハウを教職員や教育委員会などの教育機関向けに最適化して提供するという。

教育機関向けセキュリティソリューションは、全国の販売パートナーを通じて提供する。

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