パナソニック コネクトは2025年12月17日、公的モバイルID認証サービス「VeriMe(ベリミー)」をアップデートし、Windows OSのシステムやWEBブラウザでの利用に対応したことを発表した。

VeriMeは、様々な事業者がiPhoneのマイナンバーカードを利活用した本人確認を導入できるプラットフォームサービスとして、2025年9月から提供開始したもの。これを利用することで、事業者はiPhoneのマイナンバーカード情報を安全に読み取る仕組みを簡単に、素早く開発できるようになる。
今回のアップデートにより、小売業界のPOSシステムや行政の窓口業務システムとの連携、また各事業者のWebサービス上での利用を実現。より幅広いシーンでiPhoneのマイナンバーカードの活用が可能になるとしている。

各事業者がiPhoneのマイナンバーカード情報を読み取るためには専用アプリケーションの開発が必要。VeriMeでは、事業者向けにAndroid OS用のSDK(ソフトウェア開発キット)を提供しおり、今回のアップデートでは、Windows OS用のSDK、およびWebブラウザAPIを提供する。
Windows OS用SDKとWebブラウザAPIの提供は2025年度中に対応する予定。また、2025年12月25日には、開発不要で利用できる標準アプリの提供を開始する予定だ。