Cisco Live 2024の発表をおさらい、シスコとエヌビディアが生成AI向けDCインフラを共同開発

目次

CatalystとMerakiの両事業が統合

「ネットワーキング」と「クラウドインフラ&ソフトウェア事業」、そして「セキュリティ」。シスコシステムズが2024年6月に開催した年次イベント「Cisco Live 2024 Las Vegas」では、この3つのカテゴリーにおいて数々の新発表を行った。

1つめのネットワーキングに関しては、ネットワーキングエクスペリエンス事業担当 執行役員の高橋敦氏がまず、シスコ社内の体制変更について説明した。

高橋敦氏と鈴木康太氏

ネットワーキングエクスペリエンス事業担当 執行役員の高橋敦氏(左)と、
クラウド&サービスプロバイダーアーキテクチャ事業 クラウドアーキテクチャ事業部長の鈴木康太氏

同社には従来、CatalystとMerakiという2つの製品ラインがある。前者はオンプレミス型、後者はクラウド管理型と対照的な進化を遂げてきたが、シスコは2023年からCatalystスイッチのクラウド管理を可能にするなど両者の統合を進めている。

この流れに即して、この度、両事業も統合した。Catalystシリーズを主力とするエンタープライズネットワーキング事業とMeraki事業を統合し、新たにネットワークエクスペリエンス事業が発足した。

同事業では、ユーザーに対して最高のデジタルエクスペリエンスを提供することを目的に掲げている。それには「エンドツーエンドのアシュアランスが重要」と高橋氏は強調。「保証」を意味するアシュアランスは従来、企業内LAN、Wi-Fi、WAN、インターネットといったドメインごとを対象としてきたが、今後は「すべてのネットワーク、すべてのユーザー、アプリケーションを対象にしたものへと高度化しなければならない」とした。

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