NTTドコモと奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)は2026年6月11日、開発した複合現実(MR: Mixed Reality)を用い、リアル空間の扉をくぐることでリアル空間とバーチャル空間を自然に行き来できる「World Link Door」を活用した体験型実証実験が、日本科学未来館(以下、未来館)の「未来をつくるラボ 実証実験公募プログラム」に採択されたと発表した。同実証は7月より開始し、未来館の来館者が実際に体験できる。

同実証では、MRヘッドセット「Apple Vision Pro」を装着した来館者が、未来館に設置されたリアル空間の扉をくぐってバーチャル空間の宇宙へ移動し、宇宙の石を取得して再びリアル空間に戻るという体験を提供する。実証を体験した人へのアンケートや来館者からの意見などを通じて、World Link Doorのユーザー体験の向上に関する効果検証と、多角的な課題の探求を実施する。
World Link Doorは、EXPO 2025大阪・関西万博などにおける展示を通して、バーチャル空間の多様化や扉認識の自動化、扉開度に合わせた音制御といった改良を進めてきた。同技術の実用化に向けては、ユーザー体験への影響や多角的な課題の把握が必要であることから、今回の実証の結果を踏まえ、同技術の実用化に向けた取り組みを加速していくとしている。