「ソフトバンクと一緒に、中堅中小企業(SMB)向けのビジネスを飛躍させてみませんか」――。SMB向けICTビジネスに携わる企業に、こう問いかけるのはソフトバンクの吉岡高之氏だ。
ソフトバンクはこれまでも、同社のサービスをそのまま流通させるパートナー企業と共に、SMB市場に注力してきたが、今さらにパートナー企業との関係を深化させようとしている。働き方改革ソリューションなど、SMB向けに付加価値のあるソリューションを「共創」するパートナー企業を新たに募集し始めたのだ。
(左から)ソフトバンク 法人パートナー営業本部 営業支援統括部 統括部長の吉岡高之氏、同統括部 営業支援部 部長の遠藤裕和氏 |
ソフトバンクはインフラ、サービス、プラットフォーム、ポータル、コンテンツを一気通貫して提供できるインターネットカンパニーであり、法人向けサービスやソリューションをワンストップ体制で供給することが可能だ。また、グローバルで注目される数多くのベンチャー企業などに出資しており、出資先企業の革新的なテクノロジーを活用した法人向けサービスの提供にも力を入れている。
ソフトバンクとパートナーの協力体制 |
「SMBに顧客基盤を持つSIerやシステム開発会社などには、魅力あるソリューションのアイディアがあっても、市場に打って出ることができていないケースがあると思います。我々はそこを支援するための協力体制を整え、フィージビリティ(実現可能性)の調査・検討を実施したり、検証環境を提供することで、パートナー企業の皆さまが活路を見出すお手伝いをします」と遠藤裕和氏は述べる。
では、ソフトバンクが想定しているパートナー形態や、パートナー企業に期待していることは何か。具体的に見ていこう。