防犯カメラや見守り端末、自動販売機、キャッシュレス決済システムなど、私達の身近にある様々な機器が、ネットワークにつながっている。こうしたIoT向けの通信回線に求められる要件は、スマホ回線ともオフィスの固定回線とも違うが、IoT向けのモバイル回線には、具体的にどのようなものがあるのか。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、IoTでの利用に特化したモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile® Type S(ICM(S))」を提供している。標準のSIMカードに加え、チップ型で着脱不要、ソフトウェアでキャリアや設定が切替可能なeSIMを採用しているため、世界196の国と地域で利用できる。LTE/3Gのインターネットアクセス、WEBポータルとAPIによる管理、保守サポートなどの基本機能を備える。
図表1 「IoT Connect Mobile® Type S」の概要(画像クリックで拡大)