「NFVでネットワークの作り方に革命が起きる」ベル研究所のホフマン氏

「キャリアは想定外を想定しなければならない」

なぜ今、通信キャリアの間でNFVの必要性が高まっているのか。ベル研究所のマーカス・ホフマン氏は、その理由を1枚のスライドを使って説明する。

6時間おきにシグナリング量が急増
6時間おきにシグナリング量が急増している

これは、あるキャリアの全シグナリング量をグラフ化したものだ。スライドからは、6時間おきにシグナリング量が急増していることが見て取れるが、その原因は何か。調査したところ、売れ筋のスマートフォンにプリインストールされていた天気予報アプリが原因であることが判明したという。このアプリが6時間おきに最新の天気情報を取りに行っていたのだ。このキャリアにとっては、“想定外”の事態だった。

このキャリアはフィルタリングの適用により、この問題を解決したそうだが、こうした問題は氷山の一角に過ぎない。かつてであれば、キャリアネットワークを流れるのは音声が中心。「人はいつ寝て、いつ忙しいのか。音声は予測がしやすい。キャリアは固定的にネットワークを設計できた」

だが、現在は違う。キャリアのコントロール下にない様々なアプリが、想定外のトラフィックを発生させる。「あらかじめ予測することはできない。キャリアは、想定外を想定する必要があるのだ」とホフマン氏。そこでNFVの出番というわけだ。

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