
KDDIは2026年2月6日、2026年3月期 第3四半期(3Q)連結業績(参考値)を発表した。子会社であるビッグローブおよび同社子会社のジー・プランの広告代理事業で発覚した架空取引の影響を反映した見込み値となる。3Q決算の確報値は、3月末を目途に公表する予定。
3Qまでの売上高は前年度比3.8%増の4兆4718億円、営業利益は同2.0%増の8713億円で増収増益だった。子会社の架空取引に伴う売上高および営業利益の過大計上を受け、3Qまでに計上されていた売上高680億円と営業利益250億円については、計上を取り消した。

架空取引は明らかになったものの、「ビッグローブを含め、通信サービスの提供には一切影響がない」と代表取締役社長 CEOの松田浩路氏は強調した。また、KDDIは1月14日、外部の弁護士や公認会計士で構成される特別調査委員会を設置。今後、同委員会を通じて原因の解明を進める方針だ。
セグメント別に見ていくと、パーソナルセグメント/ビジネスセグメントともに好調だった。料金プラン「auバリューリンク マネ活2」の展開などが功を奏し、3Qまでのモバイル収入(パーソナルセグメント)は、前年度比299億円増の1兆5058億円となった。

ビジネスセグメントの営業利益は前年度比4.9%増の1832億円だった。これまでの課題だったBPO事業とSI事業が増益に転じ、法人向けモバイル・IoTサービスなども引き続き堅調だった。
