
NTTと三菱マテリアルは2026年6月3日に記者説明会を開催し、再生材の利用拡大と資源循環を推進する新会社「NTTサーキュラスト」を7月1日に設立すると発表した。出資比率はNTTが66.6%、三菱マテリアルが33.4%となる。
EV(電気自動車)や再エネ設備、データセンターの増設・拡大を背景に、グローバルで銅の“争奪戦”が起きている。そうしたなか、日本は原料となる銅精鉱を100%輸入に依存しており、スマホや家電製品などのE-Waste(電子廃棄物)のリサイクル率は23%にとどまる。銅スクラップの多くも海外へ流出しているという。
そこで新会社では、銅をはじめとする金属資源が含まれた使用済みIT機器や通信設備等などを回収し、再生材として製造・販売する。こうした取り組みを通じ、持続可能な資源循環を活性化させ、国内における再生材の利用拡大を図っていきたい考えだ。

NTT 執行役員の爪長美菜子氏は、NTTグループからE-Wasteやコンクリートなど年間47万トンの排出物が発生していることに触れ、まずはネットワーク機器やPCなど、自社で使用した機器の回収・再資源化を優先的に進めていく方針を示した。