NTTが800億円規模の「IOWN AI Fund」 エヌビディアに学ぶエコシステム構築

(左から)SK Telecom CEO 鄭在憲(ジョン·ジェホン)氏、NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEO 島田明氏、Young Sohn(ヤン・ソン)氏、中華電信 President 林榮賜(リン・ロンシー)氏

(左から)SK Telecom CEO 鄭在憲(ジョン·ジェホン)氏、NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEO 島田明氏、Young Sohn(ヤン・ソン)氏、中華電信 President 林榮賜(リン・ロンシー)氏

NTTは2026年6月10日、IOWNエコシステムの構築を目的にした投資ファンド「IOWN AI Fund」をYoung Sohn氏、SKグループ、中華電信、日本政策投資銀行と組成すると発表した。

KDDI、NEC、富士通、古河電気工業、伊藤忠商事、サムスン電子など22の企業が出資参加に関心を示しており、800億円規模になる見込みだという。

IOWN AI Fundへの出資に関心を示している企業一覧

IOWN AI Fundへの出資に関心を示している企業一覧

フォトニクス技術、AI向け半導体・パッケージング、光デバイス・光電融合モジュールから、ソフトウェア、AIモデル・推論、業界特化型AI等のアプリケーションまで、幅広いレイヤーのスタートアップに投資し、IOWNエコシステムの拡大を狙う。

IOWN AI Fundの投資対象領域

IOWN AI Fundの投資対象領域

IOWN AI Fund設立の背景

NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEOの島田明氏は、IOWN AI Fund設立の背景を次のように説明した。

「AIの使われ方は、学習中心から推論中心へシフトしている。推論がより現場に近いところでリアルタイムに、また個別の業務やデータに応じて行われるようになると、AIインフラに求められる姿も大きく変わり、分散型の光AIデータセンターの実現が強く求められる」

従来の銅配線中心の世界から光配線の世界へ移行しないと、「ちゃんと性能が出ない時代に入ってきたことが大きなタイミング」となり、SKや中華電信らの賛同を得て、今回ファンドを立ち上げたという。

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