「2025年度におけるグローバルのマシンデータ量は181ZB(ゼタバイト)に達し、2028年度には394ZBに到達する見込みだ。ZBはGB(ギガバイト)の1兆倍に相当し、もはや理解が及ばない規模のデータが生み出されていくだろう」
Splunkは2026年1月22日に記者説明会を開催。米国から来日した同社 プラットフォーム開発担当バイスプレジデントのセス・ブリックマン氏はこう語った。同氏によれば、1ZB分のHD動画をノンストップでストリーミングし続けると、3600万年以上かかるという。

ただ、データ量が急増するなか、企業はデータ管理に課題を抱えていると同氏は指摘。多くの企業では、セキュリティ部門、ネットワーク部門、エンジニアリング部門などがそれぞれデータを保有しているが、「重複データも少なくなく、ムダなコストや非効率が巨大化している。データの多様化・複雑化は、グローバルで4000億ドル(約63.3兆円)規模の損失につながりかねない」と述べた。

こうした分散化したデータを統合・活用するためのプラットフォームとして、ブリックマン氏はSplunkが開発・提供するデータ基盤アーキテクチャ「Cisco Data Fabric」を挙げ、同製品には3つの特徴があると説明した。なお、製品名にシスコの冠が付いているが、基盤となる技術・テクノロジーはすべてSplunkが開発したものだという。

ブリックマン氏はAIエージェントが急速に普及している現状に触れ、AIエージェントの“燃料”となるデータをCisco Data Fabricで管理する重要性が一段と高まると強調。「これまでは人が質問を投げかけたときにAIが動く程度だったが、2028年には13億のAIエージェントが四六時中稼働する世界になる」と展望した。