エヌ・ティ・ティ・スマートコネクトは2020年12月22日、医療機関が利用するオンライン診療システム向けに、聴診した心音や呼吸音のリモート伝達に適したWebブラウザベースの音声・映像通信サービスを2021年1月下旬より提供開始すると発表した。

シェアメディカル社が医療機関向けに販売するオンライン診療システム「ネクステート・シナプス」の一機能として提供される予定だ。

同サービスでは、NTTスマートコネクトのクラウド基盤上に構築したプラットフォームを利用し、聴診した患者の心音や呼吸音、および医者と患者双方の映像をリモート伝達するWebブラウザベースのリアルタイム音声・映像通信機能を提供する。

シェアメディカルが開発した、生体音をデジタルデータ化するデジタル聴診デバイス「ネクステート」を組み合わせることにより、離れた場所からでもリモート聴診でき、より充実したオンライン診療を実現するという。

なお、今回のサービスでは、「ネクステート」および聴診器（チェストピース）を除く端末機器類を含めたリモート聴診パッケージを提供する（下図の赤枠部分）

「ネクステート・シナプス」には、同サービス（リモート聴診パッケージ）と「ネクステート」が含まれる。聴診器（チェストピース）はユーザーが準備する。

「ネクステート・シナプス」のイメージおよび、本サービスの提供範囲

リモート聴診画面のイメージ