NECとBBバックボーンは2020年2月5日、sXGP対応のプライベートLTEシステムと関連サービスの提供を2月25日から開始すると発表した。

sXGPは、TD-LTE準拠の自営無線規格で、1.9GHz帯において免許不要で利用できる。

NECは2019年7月に、sXGP対応のアクセスポイント（AP）とAPコントローラーを開発している。さらに今回BBバックボーンと共同で、SIM情報をスタンドアロンのAPコントローラーにも提供できる新方式を開発し、この方式を適用したプライベートLTEシステムと関連サービスを提供する。

両者の役割だが、NECはsXGP対応APおよびAPコントローラー、これらと連携するPBX/ビジネスホン、プロフェショナルサービスなどをエンドツーエンドで提供する。一方、BBバックボーンはsXGP用SIMの開発・調達、SIM情報管理、公衆回線サービス（MVNO）や閉域網回線サービスを提供する。

NEC シニアエグゼクティブの渡辺望氏は「sXGPを利用することで、信頼性の高いLTE技術を免許不要で手軽に導入することができる。今回BBバックボーンと協業することで、課題であったSIM情報管理を強化することができる」と述べている。

提供するプライベートLTE（sXGP）システムのイメージ図